7月のお天気には驚きました。寒くて、雨が続き・・こんな7月は初めてでした。このお天気の影響は農作物の収穫にも影響します。
8月のお盆には、期待していた人の動きが少なく観光業界は大変でした。8月30日に行われた衆議院選挙では大きな政権交代がありました。
そして9月。初めてのシルバーウィークという聞き慣れない連休は、予想を超える人が動きました。ウトロは人がたくさんでしたよ。
　「これまでは」と言う言葉が使えないような変化が、社会にも自然界にも起こっています。
さて、そんな中で、斜里町はどんな動きがあるのでしょうか？わたしの議会報告とレポートでお知らせします。

■7月4日・まちづくり活動の報告会（札幌）
■7月15日・午後から臨時議会
　午前中に、川副副町長からの説明がゆめホールで開催され、議員全員が参加しました。内容は病院問題にかかわる、野津先生の辞表をめぐってのやり取りについての説明でした。

■ 7月16日・病院問題で住民集会
「国保病院の存続を考える会」主催の集会には800名もの町民が参加されました。

■ 7月18日・ウトロ交通安全旗振り運動
■ 7月24日・ねぷたに参加
■ 7月29日・存続を考える会の集まり

■ 8月6日・臨時議会
■ 8月8日?町民説明会（病院）3箇所に参加しました。
　
■ 8月17日・18日・広報研修会
　毎年開催される議会広報の研修会で全道から大勢の議員が参加していました。（札幌）
■ 8月19日?22日・議員セミナー
　北大での議員のための勉強会3日間に参加し
　ました。勉強することが多くて驚きました。
■ 8月25日・26日・議員会視察研修
　ゴミ施設建設に関連する施設見学に議員全員で参加し、長沼町・洞爺湖町・白老を視察してきました
札幌では医師確保のために札幌医大などを訪問。町の担当職員の皆さんも同行。

■ 8月29日・斜里町総合防災訓練
　　　　　　　　三町議員会親睦会
　初めてパークゴルフの親睦大会に参加（ブービー賞）後に成績表が送られてきましたが・・特訓が必要とのアドバイス？を受けました。

■ 9月3日・会派説明会
■ 9月8日・総務文教常任委員会
■ 9月11日・一般質問締め切り・議運
■ 9月16日〜19日・　9月定例議会
■ 9月19日・ウトロ道の駅でマーケット
　今年で3回目の開催。町内の美味しもの、ウトロのお母さんの手作り品を販売。たくさんの人が来てくれました。
■ 9月27日・ウトロ自治会パークゴルフ
やはり特訓が必要ですね〜例年のブービー賞にもならないビリでした〜！。

　7月の臨時議会は、国の補正予算に関する事業の予算計上が主な議案でした。
同時に、6月に配布された「国保病院」の問題について全員協議会が開催され様々な質疑が繰り返されました。これまでの町と病院の関係や、今後の対応の是正などについて多くの質問が出されました。この日は傍聴の方もいらっしゃいました。
「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業」と言う交付金が9700万円。
道路の補修、施設修繕、ペットボトル圧縮機、プレミアム商品券などに使われます。

　8月の臨時議会は「共生型地域オープンサロン整備事業」の助成金予算について審議されました。広報でもお知らせされている「みさきの風」の新しい事業に対しての予算です。この日の臨時議会では、病院問題に関しての協議会は開催されません。

町では8月8日から実施する病院問題についての町民説明会が控えています。議会でもこれらの内容について、あるいは7月15日以降の報告を受けるべきとの意見もあり、この取り扱いについて協議されましたが、午前中の議会ではその場は設けないことになりました。が、午後には緊急質問が議長に提出され、病院問題の質問が許可され、実施されました。

議会が続くと休憩中にドリンク？が用意されます。初めて飲みましたが、元気が出ます。ファイト一発！か？

２００９年　第 ６回
９月定例議会の報告（９月１６〜１８日）

　　　　　９月議会で　決まったこと・話されたこと・わかったこと

★ 新一般廃棄物処理施設整備事業（新しいゴミ処理場のこと）の事業がいよいよ動き出します。
　環境省に町の処理場の計画を出して、「いいですよ」と言う内示を受けることになって始めて動き出すのですが、この内示が遅れていました。が、各方面の働きかけで内示が出ました。いよいよ調査事業などがスタートします。計画通りに進むことを願っています。

★ 知床五湖のレストハウスなどが変わります。
　現在の斜里町のレストハウスが、環境省のレクチャーハウスに変わります。この秋には取り壊します。現在の売店などの機能は仮設で行われ、さらにパークサービスセンターという施設ができてその中に売店施設が入ることになりました。トイレも新しくなりそうです。新しい高架木道は来年完成です。レストハウスの解体には970万円ほどかかります。

★ 「地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業」の追加交付金の事業が行われます。
　7月にも補正されましたが、国の交付金1億2500万円が地デジテレビの購入、学校のパソコン購入、公共施設の補修、改修などに使われます。この使い道が、この交付金事業の目的に当てはまるのかなどについて質疑がありました。

★ 斜里中心市街地整備も終わりに近づいてきました。今回は支障物件補償費の追加があり2億２５００万円
　まちの姿が大きく変わりました。この事業がこれからの中心市街地の活性化につながるように。

★ 斜里町の小学校の統廃合の方針が出されました。三井小学校は来春に閉校になります。
　子供の数の減少に伴い、町内の学校を再編する会が今後の方針を出しました。将来的には朝日小学校と斜里小学校の2校に統廃合を進めます。同時に中学校の大規模改修の計画も出されました。授業に支障のないように年次で進められます。

★ 町の財政を、大型事業の計画を含めて試算する「中長期財政収支の試算」が出されました。
　平成25年までの計画を財政状況から試算しています。中心市街地も平成23年度で終わり、今度はゴミ処理施設建設、中学校の改修工事、図書館建設などの予算が計上されています。

★ 平成20年度の決算（お金がどう使われたのか）審査の特別委員会が設置されました。
　
　　　　病院とゴミ処理施設については、4ページで報告します！

　　　国保病院問題で全員協議会

　病院問題については、これまでも町民集会・町民説明会で多くの町民の皆さんが危機感を感じ関心を持ってきた問題です。今9月の議会でも経過報告などで全員協議会が開催されました。
町民説明会でも明言されていました「斜里町国保病院運営対策本部」は8月25日に設置され、9月10日に会合が開かれたそうです。病院関係者、医師も含め総勢17名が全員参加して行われたそうです。
そこで「協議会」を設置することになり委員を公募すると報告を受けました。
議会ではこの「協議会」と既存の「国保病院運営委員会」との位置づけ、また協議会の目的や役割が見えてこないことなどが指摘されました。
さらに、常に情報が町民に共有されなければならない事などが話し合われました。

■ 今回の全員協議会で思ったことは■
　今月号の広報でも書かれていましたが、一人の内科医の派遣が決まったとのことですが、依然として状況は大変です。対策本部や協議会などが設置されましたが、問題はこれからです。本質的な体質が変わらなければ、これからも新しい医師が来てくれても問題は残ります。また、派遣される医師も人数の一名が決まっただけで具体的な医師の顔は見えません。もう、10月。三田医師の派遣期限までひと月です。入院患者の転院先や、外来の転院など問題はまだまだ解決できていません。
「変わった！良い町だ！」そんな環境と町民自らが医療環境の現状を知らなくてはならない状況です。
議会にできること・・個々の議員の動きばかりではなく「協働」というまちづくりを進める斜里町にとって何ができるのか、積極的な動きが必要なはずです。「待ったなし」の状況になりました。良い方向に動き出すことを見守ります。


　　　新ゴミ処理場建設関連で全員協議会

　ゴミ処理場の建設については、今年の春に用地取得が決まり、建設へ向けての準備が始まっています。国からの補助金を貰うためにやらなければならないことがたくさんあるようですが、今回は環境アセスなどの調査に対しての「OK」がやっと出たようです。新しい施設建設は粛々と進めて欲しいと思います。
わたしは、一年間は私たちのゴミをどこかに持って行って処理しなければならない・・と言う状況について不安な気持ちでいます。いまだに、斜里町のゴミを一年間、受け入れてくれる町や市は決まっていませんし、もしも決まったとしても、ゴミの分別方法も違うなど、いくつかの問題を解決しなければならないはずです。その問題に対し、町の対応はどうも動きが遅いように思えます。
世界自然遺産の町が、自分の町のゴミを他町に持ち出す・・ことも、残念でなりません。
なんとか、一年間、徹底的にゴミを自分たちで減らすことはできないでしょうか？
そのためにも、あらゆる方法を考え、町民と協議しながら進めていかなければならない
状況です。はたして、新しい施設建設の大変なスケジュールの中、職員体制ははたして大丈夫なのでしょうか？


　　　ゴミの問題と病院問題、これからもできる範囲で情報報告していきます。
　
　

　今回は議会レポートの発行が遅れてしまいました。ごめんなさい・
　9月はお天気が安定してきました。でも、気がつけば10月。冬の準備が始まります。　暗くなるのも早くなりました。10月下旬と11月上旬には、「決算特別委員会」があります。また、様々な形で報告できるようにしたいと思います。