桜井あけみ  議会レポート  No.15  2010年 9月

2010年 9月20日発行


 「暑いね〜」という言葉が、斜里町でも挨拶代わりとなりました。前号の6月定例議会の様子をお伝えしたときも「長期予報は当たらないようで」と書きましたが、本当に今年のお天気はこれまでにない気温でした。わが家の家庭菜園は、これまでほとんど収穫したことのなかったナスが次々と採れました。
しかし、気温は喜んでばかりはいられない状況です。
漁業にも、農産物にも影響が出ています。
議会では、馬場議員が来年春の選挙に向けて町長選に出馬するという表明に関した動きがありました。
私にとっては、やはり初めての動きで、少々とまどいもありますが、その様子なども含めてみなさんにお伝えします。8月の臨時議会と9月の定例会の様子を中心にお伝えします。



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今年はいつになくスズメバチの巣が大きくなって危険です。
注意してくださいね。


       




2010年7月から9月まで
なにをしてどんなことがあったのでしょうか?





●6月27日 ・愛護少年団活動でチャシコツ海岸の観察会と磯遊びでした。毎回紹介しますが、愛護少年団活動を実施するのは地元のボランティアです。指導員と呼ばれる人達で子どもたちをサポートしています。もちろん、学校の先生も活動には積極的にかかわってくれています。いつも、楽しく、そして自然が好きになって欲しいという気持ちで活動しています。楽しかったですよ!

●7月7日 ・地域医療フォーラムが開催されました。
當瀬規嗣(とうせのりつぐ)先生のお話、石村院長、合地先生、町長を交えたフォーラムでは、私たちの町の病院のこれからの話を聞くことができました。斜里町の国保病院は変わります。そう思いました。翌日、當瀬先生、石村院長、合地先生と関係する方々とお話をする機会がありました。私たちは「私たちの町の病院」との信頼関係を大切にしなくてはいけないと思いました。このフォーラムを開催してくれた関係者の皆さんに感謝しました。

● 7月17日 ・自治会連合会婦人部の研修に参加!
食の安全についての町民研修。その後「あおばの家」と「みさきの風」の視察でした。

●7月23日 ・ねぷたに参加。その後は弘前市議会の方々の歓迎会に。

●7月27〜28日 ・愛護少年団活動で屈斜路湖へキャンプ。
愛護少年団のメイン活動です。外来種のウチダザリガニの駆除など楽しい活動に子供たちも満足そうでした。

● 7月29日 ・総務文教常任委員会●まちづくり1%支援事業プレゼンテーションに参加

● 8月2日 ・ウトロ地域協議会の開催
● 8月6日 ・斜里町臨時議会
● 8月20日 ・シーニックバイウェイ会議

●8月28日 ・三町議会議員交流会パークゴルフ
ビリにはならなかったけれど・・上達なし!

●8月29日 ・消防団の訓練開催

●8月30日〜9月1日 ・総務文教常任委員会道内視察研修 美唄・岩見沢・札幌

●9月2日〜3日 ・土木学会全国大会にパネリストとして参加しました。

● 9月9日 ・総務文教常任員会
● 9月11日 ・一般質問締め切り・議運
● 9月15日16日 ・9月定例議会開催



 


 


2010年 第4回 8月6日 臨時議会

8月6日・臨時議会は新ゴミ処理施設の契約議決!14億円


 「斜里町一般ゴミ資源化施設建設工事」つまり一般ゴミを処理して、さらにその処理物を燃料化する施設の建設費の契約を認める、というものです。
金額は約14億円で、中心となる高温高圧のカマが2基。ゴミを収集車が持ってきて重さを計量して、処理施設に入って、処理をして、さらにその処理後の生成物を小さなつぶ(ペレット)にするまでの処理を行う3階建ての施設です。斜里町にとっては高額な建設費ですから、その契約の方法、金額、システムなどにつてたくさんの質問がありました。
もちろん、専門的な事まではわかりませんが、事前に十分な検討するための資料が準備されず、議会開催の30分前に配布されるなど、「これで良いのか?」という対応もありました。町にとって重要な事業ですからこれからもしっかりとした情報の提供が必要だと思います。

他には斜里中学校の大規模改修についての説明が全員協議会の中で行われました。


2010年 第 5回
9月定例議会の報告(9月15~16日)



9月議会の注目は村田町長の再出馬の表明?と他いくつか


須田議員の「出馬表明はいつ?」という一般質問の答えに注目でしたが・・・・さて?

北海道新聞にも書いてあったように、支持者と今後相談して決めたい・・という答えにとどまりました。
 9月が早いのか遅いのかは私にはわかりませんが、これから私たちができることは、これまでの4年間(まだ 途中ですが)やってきたことと、これからやろうとしている事の明確な姿勢と、やはり政策です。しっかり見ていきましょう。そして、出馬を表明している馬場議員、もしかするとまだ声をあげる人が出てくるかも知れない人の考え方をしっかり聞いて行かなくてはなりません。なんでもそうですが、しっかりと自分の耳で聞いて目で見て、自分で決めることが必要です。斜里町の町長ですから。・・と思います。

ゴミ処理場の今度は「廃棄物最終処分場造成工事」の契約議決です。
 今回は、先のゴミ処理施設で処理できないもの(たとえば粗大ゴミの金属とかガラス片など?それとボイラーの灰とか)を、埋め立てする場所の工事費です。この施設は、ここに貯まった雨水なども処理してから放出しなくてはならないなどいくつかの基準があります。これまでのように全てを埋めてしまうものではないので、それほど汚れた水は出ないと思います。ちなみに、美唄市の施設を見てきましたが、ここは生ゴミも含んだゴミ全てを埋めていましたからなかなか水処理が大変そうでしたが、斜里の場合は違います。金額は4億3千万円です。


ウナベツスキー場の圧雪車と古くなった給食配送車を買います。
 スキー場の圧雪車は約2700万円。給食配送車は630万円です。

補正予算では以久科ゴミ処理施設で使っている機械類の修繕費用、麦などの乾燥貯蔵施設整備など。
 他に、海洋センターの体育館の暖房を灯油ボイラーに変える、学校の体育活動で大会に参加する費用、公共施設の修繕費など7200万円を追加補正しました。詳しくは議会だよりで見てください。

教育委員・人権擁護委員・固定資産評価委員さんの選任がありました。
 ほとんどのかたが、再任でしたが、教育委員に新しくウトロの根本さんが選任されました。

中期財政収支(平成26年までの町のお財布の予想)について説明を受けました。
 平成15年頃から市町村合併が進みました。そのころ、平成23年くらいには財政が破綻する!と言われていましたが、どうやらその危機はなかったようです。説明会も開催されていましたね。その頃は。確かに余裕のある状況ではありませんが、斜里町が夕張のようになる!?と言われていたようなことはなかったようです。しかし、これからもしっかりとした財政運営が必要です。


他にもたくさんの質疑が行われました。「あれって?どうなってんの?」ということがありましたら、いつでもお気軽にお尋ね下さい。分かる範囲で、分からないときは調べてお答えします。














 


決算審査委員会で昨年度の決算状況を審査します。

 6名の議員で構成される決算委員会です。私は今回で4回目。町全体で行われている全ての事業(仕事)を見ていくことができます。3日間から4日間をかけて審査します。今年は10月29,30日と11月4,5日の4日間の予定です。仕事の効果、あるいは問題点などを見ていくことができるように・・勉強します。「あれ、どうなってんの?予算ってどれくらい?」などなにかありましたら声をかけてください。調べてみます。



 さて、そろそろ いっぱいになるゴミ処理場

 前回も清里町と小清水町が斜里町のゴミを受け入れてくれそうだということは、ここに書きました。その後も、両町とは話し合いが進んでいるようで、ある程度の予定ができてきたようです。
そのためにも、越川のゴミ処理場建設の順調な進展が一番の課題だと言えます。もしも、両町にゴミを持って行く場合には、私たち住民もしっかりとしたルールを理解し、スムーズに対応できるようにしなくてはなりませんし、一層の分別が必要になります。出してしまえば関係ないや・・と言うことにはなりません。新しいゴミ処理場の越川地域の方たちのこともしっかりと考えて、ルールを守ること、できることに取り組みましょう




  

吹き出しの中で書くことではありませんが、あしからず。斜里町が現在取り組んでいる「まちづくり基本条例(仮称)」の制定に併せて、議会でも「仮称・議会基本条例」制定にむけての委員会を設置しました。私も委員になっています。いろいろ調べて協議して良い形での結果が出せたらと思います。委員長からは「絵に描いた餅にならないように」とのお言葉をいただきました。




来年の改選にむけて。斜里町がこれから取りかからなくてはならない
大きな事業は、まずは現在進行の新しいゴミ処理場の建設です。業者も
決定して、これから本格的な工事にかかります。次が、斜里中学校の大規模な改修工事です。授業を中断するわけにはいきませんから、他の施設との連携も必要になります。平成25年には図書館の建設もあります。公営住宅、町道の改修と続きます。今回、村田町長は再出馬の意向は示しませんでした。まだ、時期を考えている・・作戦だという声もありますが・・・
私も、今期の任期があと半年となりまして、これからのことを考えました。
これまでの間、何ができただろうか?できるだけたくさんの人に、町の仕事を伝えたいと思い、応援してくださる人、そうではない人を問わずに、情報の発信だけはできるだけ丁寧にやっていこうと心がけました。なかば、無我夢中でした。でも、少しではありますがこうして斜里町の様子を皆さんと同じ視線で伝えることができているのではないかと思っています。(どうでしょう?)
来年の選挙へ向けて、私はまた、この仕事を続けて行きたいと思います。今度は、もう一歩、やらなければならない事に踏み出そうと思います。やらなければならないことについては次回に詳しく書きますが、どうぞ、これからも議会の様子に目を向けてください。町長選に比べて地味ではありますが・・
私、ささやかに再選へむけての出馬表明いたします。
 






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