桜井あけみ  議会レポート No.2  2007年 7月
「ふつう」の感覚や「?」「!」で町と住民そして議会をつなぐこと

2007年7月29日発行

 信じられないほど寒い日が続いたり、かと思うと暑くてたまらなかったり、いったいどうしてしまったのでしょう。農作物の生育が心配です。そんな中「知床ねぷた」も終わりました。短い夏が始まります。

  
最近のいろいろ  参加したいろいろ

5月08日 ・特別議会(初議会でした)
5月13日 ・ウトロごみごみ大作戦
5月18日 ・広報特別委員会
5月25日 ・温泉旅館組合総会
6月02   ・シーニックバイウェイのフォーラムに参加(札幌)
  〜3日  
6月06日 ・議会事務局で勉強
6月08   ・ウトロ「花いっぱい!」
 〜10日
6月09日 ・大瀬初三郎氏環境大臣賞受賞祝賀会出席
6月14日 ・フォーラム21ウトロ協議会
6月15日 ・大漁祈願祭出席
       ・会派説明会
6月18日 ・議会運営員会
6月19日 ・総務文教委員会
6月21日 ・一般質問の締め切り
       ・国土交通省ありかた研究会
       ・議会運営委員会
6月23日 ・ウトロ再開発協議会役員会


もちろん、これまでの活動も継続しています。やめるものではありません。
子供たちとの自然野外活動は、もしかしたら、まちづくりの基本です。学ぶことの多い場所です。地域活動は地方自治には不可欠です。

6月25日 ・CAP講習会
6月26日 ・6月定例議会
6月27日 ・6月定例議会
6月28日 ・6月定例議会・議員会
7月02日 ・知床自然愛護少年団活動
       ・町政懇談会
7月10日 ・国営土地改良完成式典
       ・都市計画審議会
7月12日 ・広報特別委員会
7月13日 ・新任議員研修会(網走)
7月18日 ・廃棄物勉強会
7月20日 ・広報特別委員会
       ・知床自然愛護少年団
7月21日 ・ウトロ再開発協議会
7月25   ・知床自然愛護少年団キャンプ(22名)
 〜26日 
7月27日 ・斜里町議会ねぷた参加
7月28日 ・ウトロ自治会ねぷた参加

議員活動がはじまり3ヶ月が過ぎました。

 みなさん、こんにちは
3ヶ月しかたっていない、と思うときと、もう3ヶ月が過ぎてしまった、という気持ちがいつも半分ずつ、時には焦ったり、時には我に返ったりの繰り返しで過ぎてきました。
●「驚いたこと その1」さまざまな行事の案内がとても多いことです。議長はそれ以上に出席要請が多いそうです。できるだけ、出席しようと思っていますが、どうしても行けないときは申し訳ありません。ただ、私は初めてなのでどのような場であるのかはわからないので、まずは出席して、と考えていますが、経過の中で選んでゆくことになると思います。●「驚いたこと その2」紙書類の多いこと!先日の議会に関連する「資料」ですが、とても膨大な数の書類が使われました。重ねてみるとなんと、高さが5cmほどになります。整理してファイルしますが、なんだか重複も多く、何とかしたいな?と思いました。●「驚いたこと その3」議会開催中はずっと、町の職員の課長クラスの方々が議場に出席しています。3日間、約40名ほどの職員が、自分の関連する項目についての質問に答えていくのですが、忙しい時期には大変だと思いました。(よく、役場の人が議会が?と言うことが良くわかりました・・・。本当にお疲れ様です。)」
 先日、町で出会った方から「焦らずに自分のペースでやってください」と言われて少し肩の力が抜けました。また、別の方から「ふつうの感覚で、議会のこと見ていってくださいね。私たちの町の議会のこと、その様子を教えてくださいね」とも言われました。
「わたしにできること」はどんなことだろう?と改めて考えました。声をかけていただくと、うれしいですし、気づきが多いです。これからもよろしくお願いします。


■先日から行われていた「町政懇談会」には皆さん出席されましたか?
町の事業予算についての議会質疑では、町民の立場に立って・・と思いながら対応しなくてはならないと思いましたが、さて、「この問題について、みなさんはどう考えるだろうか?」と考えることしきりでした。できるだけ、多くの方々の意見や提案を拾って歩かなくてはなりません。やらなくてはいけないことがたくさんですが、突然、おじゃますることもありますのでよろしくお願いします。みなさんの提案を形にして、いつか議会に提案できること!が目標のひとつでもあります。■

2007年5月8日初議会のこと

 議会の始まりは全員で「町民憲章」の唱和です。事前に進行についての説明はありましたが、初めてですのであれよあれよ・・とことが進み、議長の選出になりました。投票により早速投票用紙が配布され、鉛筆で氏名を記入します。実は、事前に会派間での調整が行われています。わたしは、わたし自身でこの方が適任、と思いましたし、初めてのこともありこの調整には異議はありませんでした。副議長も同じように投票で決まりました。(実は、副議長は事前調整の結果を聞いていなかったので少し焦りました・・誰の名前を?書けばいいの?しかし、副議長も、わたしには納得の人でしたので、よかったです。)
 その後、それまで座っていた「仮議席」から「本当の議席」の決定が行われました。仮議席はその日にきた順番に「棒くじ」を引きます。
本当の議席もやはり「棒くじ」を引きます。私の席は「3番」でした。右隣は高橋議員、左は小笠原議員で、真ん中あたりですから、目を上げると議長の顔がいつも真ん前にあります。
その後、各委員会のメンバーが決定。新町長の「町政報告」が簡単に行われ、初議会は終わりました。(緊張して、メモを取るのが精一杯でした)

* 議長、副議長と各委員会の委員長は、会派間の調整で選出されることが慣例らしく、議員間の人事?です。でも、会派といっても総勢14名のメンバーです。会派というくくりを否定はしませんが、あえてそのくくりを超えてこれからの斜里町のために働くことが大切なのだと思います。

*議長・副議長・委員会メンバー・委員長については「議会だより135号」をご覧下さい。

以前、ある方から「議員は贅沢なお昼を食べているそうだね?しかも、経費から支出してると言うじゃないか」と言われました。はたして「どんなお弁当だろう?」とけっこう期待していましたが、ふつうのお弁当でした。(コンビニ弁当ではありませんが)そして、このお弁当代はしっかりと各自の報酬から引かれています、ので、誤解のないように。 (何事も確認が大切です)

お昼はお弁当をいただきます。
 しかし、とても食べにくい応接椅子とテーブルです。さて・・・

  
 この控え室(議員室)で食事をしますが、いわゆる応接セットの状態です。しかも、6名がそれぞれの部屋で食べるのですが・・
ちなみに、お弁当は1000円の範囲で議会事務局の方が注文してくれます。わたしはもっと安いのでもと思いますが個別にメニューを変えるのは大変ですから・・
お弁当箱は使い捨てではありません。この辺がうれしいと思います。
できれば割り箸の利用もやめて「マイ箸」にできると良いのですが・・お弁当のことばかりで恐縮ですが・・

 現在は14名、しかし正副議長2名は別の部屋。一部屋6名で食べる。ならば、食べやすさを考えても、会議用のテーブルを並べて全員が一部屋で食べて、休むときや歓談するときはもう一つの部屋で応接セット。そうすると、食事をしないときは会議(委員会・会派会議等)にも使えるし、そうすると委員会室が一つしかない状態ではなくなるし、なによりも調べたいもの、パソコンを使うにも高さがとれるテーブルは重宝ではないかと・・十分に12名が座れるスペースはあるので・・と考えています。が、なかなかどこでその決定をしていただくかが問題。
「議員会」がありますのでそこへ相談しようと思いますが、みなさんはどう思いますか?お茶や、お昼の準備も2部屋だと大変そうだし、片付けも楽だし効率的だと思うのですが。
さて、どうなるでしょう。目標は9月議会までに改善したいです。
でも、「そんなこと必要ない!」と言われるかもしれませんが。
改革は、できることから、ところから・・を、議員も取り組んで行く時期だと
思います。些細なことだとは思うのですが・・でも必要な意識です。

2007年(平成19年度)
第4回町議会定例議会の報告(6月26〜28日)

■ 1日目(26日)
 思った以上に傍聴者の方々がたくさんいらっしゃいました。(3日間ずっとたくさんの人)
様々な活動の報告がされ(町政報告)、その後「専決処分の承認」が行われました。(専決は議会の承認を得る前にあらかじめ実施している事業などを言います)この専決処分の手続き上で不明な点があったために、議事は一時中断し、そのままお昼の休憩に。午後から再開されました。いくつかの事項について質疑応答を経て、午後2時30分から村田町長の町政執行方針(演説?)が始まり、午後3時40分終了。その後休憩のあと教育長の教育執行方針がありました。
(感想と反省・なかなか質問のタイミングが計れません。同時に、事前に議事内容については説明があるために、この議会の場での質問という形が気持ちの中でしっくりこない状態でしたが、先輩議員諸氏の質問の仕方やスタンスを学びました。「質す(ただす)」ということは、公の場で行うものだということを改めて認識)

     「イギナシ」と「キューケーがよく聞こえます。」

■ 2日目(27日)
 この日は一般質問の日です。一般質問を行う場合は事前に議長宛に
その内容を通達します。通達の締め切りは今回21日(木)でした。
 この質問内容を見て、理事者は回答を作成するそうです。
私は今回「水」についての安全、保全、安定供給について質問しました。(質問と回答は別紙)
質問順番は通達出順です。私は4番目。すごく緊張しましたが、おりしも北見市の取水事故と断水が22日から発生したために問題の提起はしやすくなりました。
(感想と反省・一般質問について以前から思っていたことがあります。それは質問の数です。多い方では10問以上の質問が行われます。それはそれで必要なのだとも思いますが、できれば私は「一問一答」形式が良いのではないかと思っています。ほかの皆さんの質問を必死で聞きながらメモを取り、回答との整合性を取ろうと思いましたが、再質問、再々質問までが限度の中では、十分なやりとりはできないのが現状です。もったいない、と思います。できれば、項目を絞って十分な質疑応答ができる方が良いのではないだろうか?というのが今回の私の感想でした。反省としては、緊張していたためか、再回答、再々回答の細かな内容を自分で十分に検討する余裕がなかった、という未熟な状態でしたが、なんとか再々質問まで漕ぎ着けることができました。)

  副町長人事でも『キューケー』がひびきました。 なんだ、なんだ・・・・・

■ 3日目(28日)
 補正予算案の質疑応答が主でしたが、
午後から村田町長より副町長に対しての人事の同意が提出され質疑が始まりました。
副町長に川副氏の起用を求めた内容に対し、反対討論がされ、採決になりました。副町長としての責務にふさわしくないという反対意見。また、いくつかの理由により調整が行われましたが、私自身はそれらの理由が今回の人事提案の反対理由とは思えなかったので承認しました。
結果は皆さんご承知の通り、賛成多数で可決しました。
 しかし、今回の調整や、採決前の休憩は、ある意味では議会と町政との緊張感の創出という点では良かったのかな?と思っています。副町長が決まったことでこれからの町政がよりスムーズになり私たち町民にとってプラスになることを大いに期待します。
(感想と反省・やはり、質問のタイミングの難しさと、どのような形で質問することが有効なチェックにつながるのだろうか?と言う課題は残りました。また、他の議員諸氏の意見について討論、議論がないために、「これで良いのだろうか?」という不安は残りました。議会においての自由な議論、協議はどこで行われるべきなのだろう?と思いました。

      なかなか手をあげるタイミングが・・・

● 思った以上に開催中のスケジュールはびっしり状態で、常に緊張感と時間に追われました。今回の反省を無駄にしないように次回に向けての課題は山積みです。●町長の執行方針の最中に、マルハナバチが議場に入ってきました。そうです、窓には網戸がないのです。途中、事務局の平田さんが殺虫剤と雑巾で追い出しました。●「キューケー!」という呼び声がたくさん聞かれた議会でした。他には「異議なし!」という声が多いです。3日目の副町長人事では緊張する場面がありました。議会は緊張しますね。でも、慣れてはいけないのかもしれないと思います。

●はじめての報告書です。でも、作ってみると文字ばかり・・なかなか見やすい紙面にはなりませんね。私は「広報特別委員会」になっています。ここでも議論は「読んでもらえる議会だよりの検討です。どうか、みなさんの感想を聞かせてください。議会で知りたいことは何ですか?どんなことでしょう?
      皆さんの声を待っています。

議員バッジ結構、重くて大きなものです。値段は4300円。全国共通らしく様々な立場のバッジがあります。付け忘れてしまうこともあるので議会中は持って歩きます。


突然に臨時議会です

7月31日は臨時議会が開催されます。臨時議会は、理事者が告示し議長が開催の3日前までに招集を通知します。10時からの開催予定です。
この報告書がみなさんのお手元に届いたときには終わっていますが、専決処分と、補正予算、そしてゴミ処理場問題について何らかの報告がされるのではないかとのこと。
 ゴミ処理場の問題については、次回の報告書の中で詳しくお知らせしたいとお思います。
私自身、今はまだ勉強中です。ゴミ処理の方法、斜里町にふさわしい方法、さらには予算、そして維持管理の問題、場所、なによりも環境へのリスクなども含めて、もっと調べて行かなくてはならないと思っています。皆さんの関心も高い問題だと思います。

  

●中心市街地事業のこと・現在は道路の整備と沿道の移転物件の新築が続いています道の駅周辺です。完成が待ち遠しい方も多いと思います。この中心市街地事業は、造成されて「ハイ!おしまい」の事業ではありません。これからが本番になるのだと思います。
これから知床斜里駅周辺の整備も始まります。新築される「観光交流センター」の目的や情報発信の内容、他施設との整合性については、もっと議論が必要だと思います。
斜里に住んではいないから関係がないとは思いません。
一町民としてとても関心のあることです。どこで、どの場でその話や議論の流れを知ることができるのか?それも良くわからない状態です。造ってしまってもやり直しはできます。でも、できればしっかりした施設の利用の方向性は示すべきです。いろいろと情報が必要ですね。


ウトロ・道の駅・沿道の花
今年は6月10日にウトロの人たちが参加して花を植えました。130名の参加です。
とても長い距離ですが一生懸命に植えました。みなさんよくご覧下さい。それぞれの植樹マスごとに工夫もあります。前町議の畠山氏も参加してくださいました。手入れもされています。
これから、もっと素敵になるように、街は住んでいる人が作るものですね。
アリッサムの白が素敵ですよ!

* 開発局のボランティアサポートに活動団体として登録しています。

■早いもので、桜井あけみが議員になって三ヶ月が経ちました。
初めての議員活動で、戸惑い、何で?どうして!前例って?などなど女性の目線で疑問を投げかけ、そして先輩議員に相談をしたり、意見を具申したりと、頑張っております。
 参議院選挙も終わり、自民党大敗、民主党大勝利で決着が着きました。しかし、選挙はゴールではなくスタートラインに着いたばかりです。これから国民のために何をなすべきか?選挙に勝つためには良いことばかりを言いますが「言うは易く行うは難し」という諺があります。これからは国民自ら、マニフェストを理解しチェックして行かなくてはなりません。それは地方も同じです。これからの日本をどのようなビジョンで行動するのか、国内だけでなく国外、地球規模で、政党にとらわれないシンクタンクが必要になってくることと思います。
 斜里町も長期ビジョンを町民と共に考え行動することが必要と思います。桜井あけみが何をしてくれるかではなく、桜井と共に考え行動する後援会であることを思っています。
どうぞ、これからも桜井あけみをよろしくお願いします。
         桜井あけみ後援会 会長 松本鉄男

■ 発行が予定よりも遅れました。申し訳ありませんでした。お知り合いの方で、このような私の報告に興味を持たれた方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。お送りしたいと思います。また、公式ホームページを作成中です。できあがりましたらご連絡いたします。関連してブログがあります。よろしかったらこちらものぞいてみてください。
■ ブログ 「ふつう」の生活から http://akemiburogu.sblo.jp/ コメントをお待ちしています。
「桜井あけみ後援会」  koe@akemichan.net

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