9月定例議会  一般質問  No.14   2010年 9月 15日

 


9月議会での私の一般質問

1・小中学校のクラス人数を斜里町にふさわしい弾力的編成を検討対応すべきでは?

 現在は小中学校の学級編成人数は40名と国で定められています。しかし、現状を見るとその人数基準の根拠は実情にはあわず、様々な弊害を生んでいます。そもそもこの数字はもはや、現在の教育環境からはずいぶんと、ずれが生じている数字であると思います。しかし、残念ながら今日までその40人という数字のもとで学級の編成が行われています。その対策として、国は来年度からは段階的に35人学級を実施していくとの報告もされていますが、この機会に、是非、斜里町としての学級規模、あるいは現状に対応した学級人数の編成を検討し、実施していくべきではないかと考えます。もちろん、斜里町では実際のクラス人数は、国で定める基準よりもずいぶん少ない学級編成クラスもありますが、同時に国の基準の40名というクラスもあります。40名近い人数の学級と20数名という学級人数では学習環境も大きく違ってくるはずです。斜里町が積極的に取り組むことで、教育に対する各方面へ意識の向上にもつながるのではないと思います。子どもたちの教育は、これからの斜里町にとって一番に目をむけなければならない問題です。

1・来年度から国が実施ししようとしている、このクラス編成の人数などについて斜里町では教育現場の声を交えながら、検討など具体的な準備はされていますか。
また、これまでにクラス編成の問題について教育委員会内部で話し合われてきた経過などはありますか。この問題についてのこれまでの取り組みについて伺います。

2・国の制度で実施されている義務教育ですから、町独自の取り組みについては難しい点もあるのは承知していますが、できない理由を列挙して結論を出すのではなく、これからの町の教育を充実させるための可能性として、今後、この問題に対して積極的に対応すべきと思います。教育長のお考えをお聞かせ下さい。もちろん予算の問題も考えなくてはなりませんが、斜里町の教育をもっと充実させ、子どもたちの学習環境を整え、学力を向上させる取り組みとしてクラス編成について町長はどのようにお考えでしょうか。


教育長の答弁
・40名クラスよりも35名、それよりも30名が教育環境に良いことは明白であるので、斜里町で現状に即した対応を具体的に検討して取り組んでいきたいと思っている。
町長の答弁
・学級編成の今後の予測調査等も行い、教育委員会との連携を絶やすことなく、早めの検討を心がけていきたい。

再質問・大変前向きな答弁に今後の成果を楽しみにしています。しかし、現状の(斜里小学校の1,2年生や6年生など)40名近い学級の取り組みについては早急になんらかの対応をして欲しい




2・町民の自治会加入率向上にむけて町も積極的な対応をとるべきではないでしょうか

 1.現在の自治会への加入率について伺います。

 2.自治会未加入によって生じる各種問題点について、行政の対処策をお伺いします。未加入者に対しての対応

 3.具体的に町民に対して加入を促進するような取り組み、PRなどはされておりますか?

(1については自治会からの報告の数字であり、町として世帯の実態を把握はしていないようです。)


町長の答弁
・広報誌は役場に備え付けて対応(取りに来てもらう)その他、全戸配布についてはその都度、自治会に協力してもらい対応。3点目の加入促進にむけては未加入者に対するチラシを作製して各自治会に配布したり、先進事例を自治会と検討して加入促進に努めていく。

自治会と役場について
・私は、もっと町全体の世帯の把握などは町がある程度の情報を持っているのだと思っていましたし、ここまで自治会活動に頼っているのだとは思いませんでした。未加入世帯に対するチラシは自治会の人が配布しなくてはならないわけですが、どこに、どんな人が転居してきた等という
情報が自治会で把握できるものなのでしょうか。住民票を写して転入してきた人に、自治会加入の説明書や担当自治会の情報、さらには加入によるメリットなどの資料を渡すなど、できることはあるはずです。町長の言う「協働」に欠かすことのできない自治会活動に対し、もう少し行政としてできる関わり方があるのではないでしょうか。
 
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